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日本は変な国なのか?の巻

ダイバーシティという言葉を聞くと『お台場シティー』しか思い浮かばない西園寺です。

 

 

冗談はさておき、ダイバーシティというのは、DIVERSITY という英語の単語。

diversity
【名】
〔意見や様式などの〕多様性、さまざまな種類
〔人種や社会経済的〕多様性(許容)
・He has led the movement to ban harassing speech and promote racial diversity. : 彼は妨害演説を禁止し、人種の多様性を促進する運動を指揮してきた。
〔通常のものとの〕相違点、食い違い

地球人ネットワークを創るSPACEALCの英辞郎より

 

多様性ってのは、一言でいえば、『皆、違ったっていいじゃん!』ってこと。
日本には、『十人十色』だとか『蓼食う虫も好きずき』なんていう、成句があるのに、なかなかどうして、日本の文化にはあまり受け入れられていないみたいだよね。

まあ、なかなか認められないからこそ、言葉になってるってこともあるけれど・・・。
(当たり前なことだったら、改めて言葉を作って皆に広める必要なんて、そもそもないだろうしね。)

先日、TVで見て驚いたことがある。
ある社会問題化していることについて、『○○についてどう思いますか?』と、街で色んな人に尋ねてプチ統計をとっていたんだけれど、賛成意見が85%、反対意見が15%という結果がでてたわけ。
ワタクシ的には、『ふ~ん、15%しかいないのか~。案外少ないのね~。』と、思っていたら、次の瞬間、司会者から発せられたコメントにワタクシの心の平穏は一瞬にして吹っ飛んでしまった。

『え~っ!!15%もいるんですか??信じられませんね~!!』

どうやら、日本という国は、15%の少数意見ですら認めず、限りなく100%を目指すのが当たり前の国なのかと再認識してしまったのでありました。

 

そんな状況では、どんなに些細な問題でも、世の中の多数に逆らうような意見を発すると、ことごとく潰しにかかられるのは仕方がないことなんだなと・・・。

平均的日本人像というステロタイプが存在していて、髪の色は黒、目の色も黒。そして、身体の大きさも小さめ。使う言葉は日本語。

だからこそ、なんでも平均値が出されて、日本人も知ってか知らずは別にして、その平均像に自分を近づけているような気がする。

そして、流行がえげつなく拡大化し、一億総○○化されてしまい、誰でも彼でも同じ物を持ち、誰でも彼でも同じ物を食べたがり、誰でも彼でも同じ店に行きたがってしまうし、将来なりたい自分像も共有化され、皆が同じ試験を受け、同じようなスタイルで就職を決めることが当然となる。

そんな中、世の中では、『多様性』とか『グローバル化』とか言われても、根本的に考え方を変えなければ受け入れられない土壌のような気がする。

 

一方で、最近『外国人から見た日本像や日本人像』が媒体に頻繁に登場していて、日本で起こっている問題について、『外国人』に語らせて、わざわざ『日本は変だ!日本人はおかしい!』って言わせている。

これは自虐なのだろうか?それとも、世界的に見た人類の多様性を推進しているという『間接的自画自賛』なのだろうか?

世界遺産登録に沸くことも、世界的なセレクションで優秀賞を取ることが商品イメージを上げることも、世界的なガイドブックに掲載されることが珍重されることも、海外で活躍する日本人をことさらのように報じることも、オリンピックが東京に決まった時のIOCのロゲ会長がTOKYOと言う映像が何千回も放映されることも、非日本人から褒められることの価値が同じ釜の飯を食べている日本人に褒められることの価値よりも数倍、数百倍高いことを証明しているような気がする・・・。

 

jacques-rogge-tokyo-olympic-games-ioc

 

 

社会的な人間としての根本を形成するのに重要なのは、『生みの親より育ての親』という言葉もあるくらいだから、例えば、重要なのは教育であるとすれば、日本の教育は、入学する生徒のレベルはある程度同じでなければいけないし、教育する側も、皆に平等に教えることが基本とされているから、教育でさらに同一化に拍車がかかる。

だからこそ、少しでも他の人と何かが違うことがイジメの対象になってしまうのも納得がいくし、なにもイジメは学生だけのモノではなく、大人の社会でも日常茶飯事的になっているわけだから、同一化に幸福を求めることがけっこう危険なことだということは『イジメはいけない!』と声高に叫ばれている中、理性的には皆分かっているはずだと思う。

 

富士山が世界遺産に登録されてから、外国人観光客だけでなく日本人の観光客も増えたり、日本人の中で『和食』が廃れてしまうことを危惧したことが世界遺産に申請した要因だったとのこと。

もちろん、自分自身に対する自己評価が低い場合は他人からの評価に頼るのが一番だけど、やっぱり何よりも、日本人自身が日本の歴史や文化をきちんと理解して、日本人自身でしっかりと評価ができるようになりたいよね~。

そして、外国人に『日本は変だ!』って言われたら、『我々は君たちとは違うだけだ!』って胸を張って言い返せるようにしたいよね~。胸を張るために必要なのはシリコンじゃなくって、正しい知識だ!

 

日本は長い年月、独自の文化が守られてこられたラッキーな国。そして、他国から入って来た新しい文化と独自の文化を融合させてさらに新しい文化も作り出した、ある意味、ガラパゴス的な進化をとげた珍しい国なんだからさ!
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イグアナガラパゴス

 

西園寺怜のお薦め文庫!

日本の食
(世界にはばたく日本力)
日本人が日本人らしさを
失ったら生き残れない
失われし食と日本人の尊厳
荒廃した日本の食と闘う
鬼才パティシエが追い求めた
「真実のおいしさ」
外国人が見た近世日本
日本人再発見
外国人の見た信長・
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日本にはいってきた
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ニッポン人異国漂流記
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