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脊髄反射による英語恐怖症のようなもの・・・の巻

公開日: : 最終更新日:2014/05/30 日本語 , , , ,

せきずいはんしゃ【脊髄反射】
脊髄が中枢となって起こる,最も単純な反射の総称。例えば膝蓋腱(しつがいけん)反射,アキレス腱反射,発汗反射など。

【三省堂 大辞林 第三版より】

 

実はワタクシ、NHKの朝の連続テレビ小説『花子とアン』の大ファンでございます。

上のリンクをクリックして頂くとNHKのサイトに飛ぶので『花子とアン』を見たことのない方はあらすじを知って頂くことができるのですが、飛ぶのが面倒くさい方のために色々と端折ったあらすじを申し上げますと、カナダの作家 L・M・モンゴメリが1908年に発表した長編小説『赤毛のアン』を日本で最初に翻訳した村岡花子さんの人生をモチーフにしたドラマ。明治26年山梨県の甲府市に生まれ、貧しい家に生まれたにも関わらず、東京のミッション系の寄宿女学校に入学し、そこで英語に目覚め、その英語力でやがて翻訳家になるというストーリー。

だいぶ端折りましたが、ワタクシが注目したのは、英語しか話さないカナダ人が校長先生を勤め、ネイティブの先生がたくさんいらっしゃる寄宿生の学校なのにもかかわらず、日本人の英語の先生に通訳をお願いしないでも校長先生と話しができる程の英語力があった生徒が主人公だけであったってこと。

事実とは異なる演出なのかもしれないけれど、番組がこのように出来上がったということは、世の中の事実を反映しているのかもしれないなーと思った次第であります。

主人公がここまで英語でコミュニケーションを取れるようになったり、英語の読解力を身に着けたのは、英語教育方法云々ではなく、単に英語を身に着けたいかどうかっていう本人の意志次第なんじゃなかろうか?と。

というのも、主人公がこの寄宿学校に入学した時には、ABCも知らず、訳の分からない言葉を話す外国人教師に恐怖を感じて逃げまくっていたというシーンがあったから・・・。

 

さて、本日の本題。

日本に住む外国人の友人から教えてもらった、とっても興味深いビデオを紹介いたします。

 

このビデオを見る前に、その外国人の友人から、「何故、日本人は私が日本語で話しても『分からない!』って言うのか?」と相談されることが多々ありました。その時は、「そんなことないでしょー!」「たまたまそういう人だったんじゃない?」等と、あまり信じてなかったのですが、どうやら、これはリアルな話のようです。

外国人の顔を見ると脊髄反射で逃げ腰になる『外国人恐怖症』が存在しているみたいです。

実は、この脊髄反射は何も日本人だけが持つ特有のものではなく、アメリカのような人種の坩堝の国はさておき、(アメリカには行ったことがないので知らないだけかもしれないけど・・・)海外にも存在するのであります。

外国人に慣れていない小さな村の人たちなどの、『明らかに外見が違う民族』に対する抵抗力が少ない人たちや、過去に外国人から嫌なことをされた記憶のある人たち。

その人たちの脊髄反射は理解できるような気もするのですが、やられる方は、本当に深いショックを受けます。

 

ワタクシの経験をお話しすると・・・

その国が好きになり、その国の言葉を話して理解を深めたいと思って、頑張ってその国の言葉を習得し、その国で自分が身に着けた言葉を使った瞬間に、怪訝な顔をされる、もしくは、完全に無視をされる・・・。

自分の発音が悪いのかと考え、一生懸命に練習しても受け入れられなかった時の悲しさは、今でも思い出すことができますし、その国のことやその国の人たちを嫌いになりかけました。。。。

例えば、外国人の話す言葉を理解するのはもどかしいこともあると思いますし、忙しい時には嫌な顔をしてしまうこともあるかもしれないけれど・・・、世界共通語になりかけている英語はさておき、その国でしか通じない言葉を勉強するのってその国に対する最大のラブコール。。。

だから、自国の言葉を話す外国人の言葉を無視することは、「あなたが好きです」って言われて差し出された花束を投げつけて足で踏みつける行為に近いような気がします。

pra_bod_img_04

咲き誇れずに落ちてしまったさくらの花。
綺麗だねって言われない桜の花。
こんな気持ちにも近いかもしれない・・・。

写真:RICOH PHOTO STYLE

 

そんな日本人の脊髄反射を擁護するとすれば、日本の英語教育に問題があるんじゃなかろうかと。数学や物理が嫌いな人は、文系に進んでしまえば訳の分からない数式と決別することができるけど、英語はなぜかそうはいかない・・・。文系に行ったら英語は最後までついてまわるから、嫌でも勉強しなければいけないし、TVをつければ、英語が話せないことをまるで罪悪かのごとく感じさせる英会話教材や英会話学校のCMがバンバン流れる。

だから、英語が話せないことが自然とコンプレックスになってしまうような環境の中に我々は暮らしているような気もしないのではありませぬ。日本語以外の言葉を話す人とコミュニケーションを取りたくない、もしくは取る必要がないという考えも選択の一つに組み込んで、取りたい人だけが学ぶ選択科目にすれば、おのずと日本人の英語力が上がるような気がします。(と、教員免許も持っていない素人が無責任につぶやく・・・(笑)←そして笑ってごまかしてみる。)

 

そして、オリンピック招致の時に使われ過ぎて食傷気味になってしまってるかもしれない『おもてなし』の精神を、キーワードだけではなく、真の意味での『おもてなし』の精神を今後も尊重し続けるのなら、外国人の話す言葉にきちんと耳を傾けることが大事なんじゃなかろうかと思うのであります。そして、必要以上に自分の発音を気にすることもないと思いますし、流暢に話す必要もなかろう・・・と。

やっぱり一番大事なのは、気持ちでしょ??

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