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鉄子の仲間入りをしてみた!の巻

If you want to read this article in English, please refer to “Isumi Railway – A Star Only For Trainspotters?” in 2 Hours Drive From Tokyo!

大阪と札幌を結ぶ国内最長距離列車で、「走る豪華ホテル」とも呼ばれる人気寝台特急「トワイライトエクスプレス」が平成27年春に引退することになった。JR西日本が28日、明らかにした。客車の老朽化が原因という。今や“絶滅危惧種”となりつつある夜行列車が、また一つ姿を消す。
SankeiBizより抜粋

このトワイライトエクスプレスは大阪-札幌間1495・7キロを約22時間かけて走るSLOWな旅を楽しめる寝台列車。このトワイライトエクスプレスに続いて、北斗星もカシオペアも姿を消す予定があるとかないとか・・・。これはもちろん、北海道新幹線開通の影響だと思うけれど・・・。

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写真:フォト蔵

なんだか寂しい・・・。

北海道新幹線が開通すれば、東京-札幌間が4時間以下になるらしいです。
新幹線は日本のテクノロジーの粋を結集させた、世界に誇るべき画期的な鉄道だし、新幹線が開通することは目出度いことだと思うし、そして恐らく、これを長い間待ち望んでいた方はたくさんいらっしゃるに違いないのであります。だからむやみやたらに反対なんて言えないし、言うつもりもないけれど、SLOWな旅の選択の幅が狭くなってしまうのが寂しいよね。

しかし、フト思うけれど、はたして我々は、そんなに急ぐ必要があるんだろうか?

もちろん、そういう方も多くいらっしゃると思いまする。日本だけじゃなく世界を股にかけて活躍するビジネスマンとかね。かく言うワタクシも、『はぁ~、どこでもドアがあったらいいなー』と思うことはたびたびあったけど。

でもね、使い古された言葉だけれど、『忙しい』っていう字は、心を亡くすって書くでしょ?やっぱりね、体が忙しすぎると心が置いてけぼりになってしまうことってホントにあるんだよね。寝る時間すらほとんどない程、仕事と時間に追い立てられていた過去の経験を振り返ると、当時は、まさに心が死んでました・・・。

そんなこんなで、現在はその心を失っていた約12年の時を取り戻すが如く、2 Hours Drive From Tokyo の取材のために東京近郊の自然豊かな町を探検しているワタクシであります。現在、注目しているのは南房総エリア。ワタクシの大好きな道の駅もたくさんあるし・・・。
なかでも、『道の駅三芳村 鄙の里』がお気に入りなのですが、そこで、面白いチーズを発見したのでありました。

その名も『酒びたし』!(『酒びたり』ではないので注意。)

コンセプトは、ワタクシの大好きなラミ・デュ・シャンベルタンとかエポワスなどのウォッシュ系。おフランスではブランデーやらワインやらを使ってるけれど、そこを我が日本国の誇りである『日本酒』を使って作られているという優れもの!

ワタクシはこの手のものに非常に弱いので、早速購入。そして、色々調べまくったところ、千葉県のいすみ市という所には、なんと5軒も小さなチーズ工房があるという、チーズ好きが表敬訪問すべき土地だということを今更ながら知ったのでありました。

NPOいすみライフスタイル研究所さんがサイトに掲載されていた『いすみチーズ工房マップ』をプリントアウトして、いすみ市まで出かけたのでございます。

もうそれが素晴らしくて、訪問させて頂いたチーズ工房の方はホントに良い人たちばかり。ゆっくりと色んなお話しをさせて頂き、チーズを色々と買わせて頂きました。
(その時の話はまた改めて!)

で、世の中とはホントに不思議なもので、その数日後、たまたま鉄道好きのN君に東京近郊のお薦めの電車を聞いたところ、彼が推薦してくれたのが、なんと『いすみ鉄道』。まさに神から『いすみに行け。いすみに行け。』と言われているような錯覚にさえ陥りました。

isumi_railway01_61 (1)

いすみ鉄道 大原駅にて

 

このいすみ鉄道の何が良いかって、素朴さがたまらなく素敵なのであります。
『ただシンプルに緑の中を1両編成のかわいい電車が走っている』だけなのですが、それがいい・・・。

 

isumi_railway01_01

都会の駅しか知らないワタクシにはホントに新鮮で魅力的な素朴な美しさ

 

そして、何より、我々のようにわざわざ車で電車に乗りに行く人間のことを考えてくださっていて、(告白いたしますが、ワタクシ、実はあんまり電車は得意ではありません・・・)駅の近くに無料駐車場まで完備されているという『おもてなし』にも感動いたしました。

鉄ちゃんならぬ鉄子の仲間入りをして、こんな感じでパシャパシャと写真を撮らせて頂きました。
(*ちなみに、ワタクシの密かな夢は徹子の部屋に招かれることです。)

isumi_railway01_08

 

そして、いすみ鉄道の電車にムーミンが多用されているのに気づき、何故だろうと考えつつ、ムーミン谷に似てるからかもねーなどと話し、帰宅してから色々と調べてみると(普通は予習すべきこと・・・)、2009年に公募により社長さんに選ばれた方が、いすみ鉄道の再興のために流行りの『ゆるキャラ』ではなく、ムーミンを使おうと英断されたからだと知りました。
いすみ鉄道の社長さんのブログは本当にためになるので、是非ご覧になってみてください。)

isumi_railway01_29

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ムーミンはさておき(笑)、全長たった26.8km 14駅のSLOWな電車『いすみ鉄道』、騙されたと思って一度乗ってみられることお薦めいたします。都会の喧騒と日々の忙しさに疲れ果てた貴方・・・、いすみで癒されてください。

そんな方にお薦めなのは1000円の一日フリー乗車券。これで1日中、乗り降り自由、各駅で降りて遊べます。まさに、ぶらり途中下車の旅・・・。遊べますと言っても『なんちゃらランド』がある訳ではありませぬ。遊ぶものは自分で探すべし。夢中になれるものはゴロゴロとそこら中に落ちております(笑)。

そして、もっと豪勢にいすみ鉄道を満喫したい!という方には、豪華ディナー列車もあるみたいだし、ホタル列車もあるみたいだし、色んな楽しみ方ができると思われます。(いすみ鉄道の公式HPをチェック!)

 

isumi_railway02_53

電車は大体1時間に1本なので、駅の待合室で喫煙タイム。タバコを吸いながら知り合ったばかりのおじさまから昔話を聞くというオプショナルツアー。昔やんちゃしてた頃の華々しい武勇伝を披露してくださったので、『お父さん、ボンだったんですね?』と言ったワタクシに対して、『ボンじゃねぇよ、正月だよ』と言ったギャグが秀逸でした。

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電車に乗り込む我々を見送りに線路まで降りて来てくれたお父さん。

 

以前の記事にも書いたけれど、(『死に行く運命と言われても・・・の巻』)地方の人口が都会に移り、そして消滅の危機に陥ってしまう可能性のある町が多いとのこと。ワタクシのような東京で生まれて東京で育った『もやしっ子』が、地方に移住すれば、『はないちもんめ』方式の交換制度みたいで、丁度良くなるんじゃなかろうかと浅はかな考えを少し頂いております。

移住はさておき、お仕事がお休みの日は、都会の遊び場もいいけれど、ちょっと足を伸ばして東京から2時間で行けるオアシスのファン倶楽部に貴方も入りませんか?
(仲間募集中)

我々は、次回は、終点の上総中野から小湊鉄道に乗り換えてみる予定でおります。

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